[アップデート] Amazon QuickSight のビジュアルタイプでレーダーチャートが利用出来るようになりました
いわさです。
本日 Amazon QuickSight で新しいビジュアルタイプが使えるようになったとのアップデート情報が公開されました。
レーダーチャートというものが使えるようになったようです。
公式ドキュメントではまだ情報が確認出来ませんでしたが、既に QuickSight 上では使えるようなので設定方法など確認してみましょう。
基本的な使い方
ビジュアルタイプ一覧に以下のアイコンが追加されています。
残念ながら私ではレーダーチャートから連想出来るものがこれくらいしかなくて以下のデータを用意しました。
カテゴリにディメンションフィールドを、値にメジャーフィールドを設定します。
値フィールドは複数設定することが可能です。
カテゴリフィールドに指定出来るものは 1 つまででこの値でグルーピングされているようです。
値フィールドについては他のチャートと同様に平均やカウントなど集計方法を指定することが可能です。
ビジュアルフォーマット
QuickSight ではビジュアルごとに固有のオプションが用意されています。
レーダーチャートにも専用のオプションがいくつか用意されていました。
グリッドシェイプ
グリッドシェイプはレーダーチャートに描画されている背景のグリッドラインの形状を指定することが出来ます。
デフォルトは多角形で、以下のような形状です。カクカクしてますね。
円形を選択すると以下のようになります。まるっとしてますね。
系列スタイル
系列スタイルはチャート部分を線で描画するか面で塗りつぶすかを指定します。
先程までは「行」がデフォルトで指定されていたので線で描画されていました。
以下は「面」を選択した状態です。塗りつぶされている。
なお、行でも面でも色の指定は可能です。
枠線と塗りつぶしの色で設定は分かれていないのでそこは別々で設定することは出来ません。
開始角
開始角はチャートの頂点をどこに配置するかを指定出来ます。(複数ある軸のどれのことを言っているのかはわからなかった...)
デフォルトは 90 です。
以下は 0 を指定した場合。
以下は 270 を指定した場合です。
なお、指定可能な範囲は -360 から 360 までとなっています。
フィールドウェルのカテゴリと色
値はわかりやすいですが、フィールドウェルにカテゴリと色がディメンション用に用意されています。
これらはどちらかだけ、かつ 1 つまでしか設定出来ません。
グルーピングフィールドとして動作する点は同じですが、カテゴリとして設定した場合は値フィールドで設定した数だけチャートが描画され、それぞれの頂点がディメンションフィールド値となります。
色を設定した場合は頂点が値フィールドになり、描画されるチャートはディメンションフィールドに含まれる値の数だけ描画されます。
値フィールドの上限は 20 までだった
一応フィールド上限を調べてみました。
カテゴリと色は 1 つまでで、かつどちらかにしか設定できません。
値フィールドは複数指定することが可能ですが、最大で 20 まででした。20 以上の場合は最後に設定したフィールドが自動で外されます。
さいごに
本日は Amazon QuickSight のビジュアルタイプでレーダーチャートが利用出来るようになったので使ってみました。
非常に直感的に設定出来ると思います。全リージョンで利用可能なので、是非使ってみてください。
AWS CLI 側のアップデートがまだ来てなかったのでコード定義だと使えない可能性があります。
利用したい場合は事前に定義取得を試してみてください。
→ v1.27.63 で利用可能になったようです。